測定機器の測定精度を知らずに測っても意味がない!!

実験レポートにおいて,測定機器の測定精度は大事です,そして,とても難しいです.測定機器の測定精度は難しいと書きましたが,測定精度自身を把握するのはそんなに難しい話ではないです.測定機器の測定精度を考慮したうえで,測定するのは非常に難しいということです.

この辺りは考察になり,ある程度機械的な作業で,レポートに厚みを持たせることができるので,しっかりと把握してください.

実際は測定機器の取り扱い説明書,マニュアル等を確認してください.測定精度はきちんと記載されていると思います.下記のような特殊な?この業界でしかわからない書き方がありますので,覚えておきましょう!!

測定精度の書かれ方は数パターンに落ち着くと思います.

測定機器の測定精度が±5.0%F.S.と記載されている場合,F.S.とは,Full Scaleの略語で,全測定範囲という意味です.電圧を測る場合で,全測定範囲が100 Vとすると,測定精度は±5.0 Vとなります.この場合,すべての測定領域で,レンジが変わったとしても,測定精度は±5.0 Vとなることを注意してください.

測定機器の測定精度が±5.0%rdgと記載されている場合,rdgとはreadingの略語で,読み取り値もしくは測定値という意味です.F.S.とは,Full Scaleの略語で,全測定範囲という意味です.電流を測る場合で,測定値が10 Aとすると,測定精度は±0.5 Aとなります.この場合,測定値が変わると,測定精度が変わりますので注意してください.

測定機器の測定精度が±5digと記載されている場合,digとはdigitの略語で,デジタル機器の分解能という意味です.温度を測る場合で,測定値の最小桁が0.1 ℃の場合,測定精度は±0.5 ℃となります.この場合,レンジか変わったりして,1 digが変わると,測定精度が変わる可能性がありますので,ご注意してください.

測定機器の測定精度が±5.0%R.O.と記載されている場合,R.O.とは,Rated Outputの略語で,定格出力という意味です.電力を測る場合で,定格出力が100 Wとすると,測定精度は±5.0 Wとなります.この場合,すべての測定領域で,レンジが変わったとしても,定格出力が変わらない限り,測定精度は±5.0 Wとなることを注意してください.

未来の誰かが読むことを前提に書きましょう!!
他の人が読んでわからなければ,実験レポートの意味をなしません.